笠原一輝の 『キーワードは "45"』
~ 強力なコンポーネントの登場により、買い時を迎えた 2008 年の PC プラットフォーム ~
PC と言えばインターネットを利用するための機械、そうした従来の常識が今まさに変わりつつある。PC はインターネット端末から、さまざまなタイプのコンテンツを再生するメディアプレイヤー、さらにはメディアを編集する機器へと変貌を遂げつつあるのだ。
このような変化を支えているのが "45" というキーワードで語られることが多い、最先端の PC コンポーネントの存在だ。高い処理能力を備えた強力なコンポーネントが出そろったことで、新しいタイプの PC はまさに今買い時を迎えつつあると言える。
DirectX 10 対応ゲームタイトルが快適に動作する PC 環境
![]() カプコンの DEVIL MAY CRY 4 は DirectX 10 に対応した 3D ゲーム |
![]() Futuremark の 3DMark Vantage は DirectX 10 に対応したベンチマークプログラム |
![]() DirectX 10 に対応したゲームをプレイするためには Windows Vista が必要になる。ServicePack1 では "DirectX 10.1" と呼ばれるマイナーバージョンアップ対応も行われている |
多くのユーザーは PC を主にインターネット端末として利用しているのではないだろうか。だが、その "常識" が今、大きく変わりつつある。今や PC はインターネット端末から、さまざまなメディアを扱うメディアデバイスへと変貌を遂げつつあるからだ。
PC をメディアデバイスとするアプリケーションと言えば、3D ゲームはその代表と言ってよい。今 PC の 3D ゲームは新しい技術への移行期にある。最新の 3D ゲームタイトルは DirectX 10 という新しい API に対応しているものが増えている。DirectX 10 は、以前の DirectX 9 に比べて表現力が向上し、よりリアリティあふれる画面の描画が可能になっている。現在発売されているゲームコンソール (PLAYSTATION3 や Xbox 360) は、基本的には DirectX 9 世代と同じ程度の技術を利用されていることを考えると、DirectX 10 に対応した 3D ゲームは PC ゲーミングの一つのアドバンテージとなっている。
こうした DirectX 10 に対応したゲームタイトルは増加しつつあり、カプコンの DEVIL MAY CRY 4、LOST PLANET EXTREME CONDITION、EA の Crysis、THQのCOMPANY of HEROES などはその代表的な例だ。また、3D ベンチマークプログラムの代名詞とも言える Futuremark の 3DMark の最新版である 3DMark VantageもDirectX 10 を利用しており、着実に対応のアプリケーションは増えつつある。
DirectX 10 を利用するためには、DirectX 10 に対応した GPUとWindows Vista が必要になる。Windows Vista も発売後 1 年半が経過し、先日 "ServicePack1 (SP1)" と呼ばれる最初の大規模なアップデートがリリースされたことで安定度も向上しており、本格的な普及に入ってきている。今後 DirectX 10 タイトルがどんどん増えていくことを考えると、これからPCを購入するのであれば、Windows Vista+DirectX 10 対応 GPU というのは必要条件と言って良いのではないだろうか。
なお、DirectX 10 世代のゲームを快適に行うためには、もちろん DirectX 10 に対応した GPU が必須だが、それと同時に強力な CPU も必要になる。DirectX 10 世代のゲームはゲーム内での物体と物体ののぶつかり方やその後の動き、風による影響、空気感を演出するちりやほこりの動きといった膨大な計算量を必要とする物理演算や効果的にゲームを演出する AI など、さまざまな処理に CPU を利用する。また、最近の 3D ゲームはそれらの処理をマルチスレッドで行うので、マルチスレッド処理時の性能が高いデュアルコアやクアッドコアといった CPU を用意したい。





